リビングのエアコンの風が臭いので小6の息子がリビングに来なくなりました。こんにちわ、TAKAです。
暑くなってきたのでリビングのエアコンを使用したら悪臭が・・・
匂いははじめだけだと思っていましたが匂いは全然なくならずです。このままじゃ夏を乗り切れません。息子もリビングにきません。
自分でエアコン洗浄をやってみることにしました。
この記事ははじめて自分でエアコン洗浄クリーニングした記事です。自分でのエアコン洗浄のやり方を解説します。
- エアコンクリーニングが必要な理由
- エアコン洗浄スプレーをおすすめしない3つの理由
- おすすめのエアコンクリーニング
- 自分でのエアコン洗浄のやり方
エアコンクリーニングが必要な理由
エアコンを使用すると同時に空気中のホコリも吸っています。
エアコン内部にホコリが溜まり、このホコリにカビが繁殖します。
除去には定期的にクリーニングが必要です。
エアコン洗浄はホコリを取りカビ繁殖を抑え、フィン(熱交換器)に効率よく空気が流れます。
結果、エアコンの空気がキレイになり無理な運転を抑えるので消費電力を抑えられます。
エアコンの洗浄方法は3タイプ
エアコンの洗浄方法は大まかに分けると3タイプあります。
・高圧洗浄機で洗い流す。
・蓄圧式噴霧器で洗い流す。
・エアコン洗浄スプレーで洗浄する。
それぞれの特徴を解説します。
高圧洗浄で洗い流す
エアコンを分解、エアコン洗浄剤で洗浄後、高圧洗浄機で洗流す方法です。
専門業者のクリーニングです。
エアコン洗浄剤はアルカリ性、中性、酸性の3つの種類に大別できます。汚れの性質に合わせて選びます。
中性 | アルカリ | 酸性 | |
---|---|---|---|
用途 | ほこりや粉じん汚れ の除去 | 油やヤニなど の除去 | シリカやカルシウム の除去 |
中和の必要性 | 不要 | 必要 | 必要 |
エアコンのクリーニング料金は以下のとおりです。
ノーマルタイプ:5,000〜10,000円
お掃除機能付き:15,000~20,000円
蓄圧式噴霧器で洗い流す
エアコンを分解、エアコン洗浄剤で洗浄までは「高圧洗浄」と同じですが、洗い流すのに蓄圧式噴霧器で洗い流します。
除草剤、農薬を散布にも使います。適度に良い噴射圧です。
扱いが楽なのでエアコン洗浄カバー、養生をして「エアコンを自分で清掃の方」向けです。
蓄圧式噴霧器での洗浄に必要な物の購入の価格は以下のとおりです。揃えると約8,000円かかります。
・蓄圧式噴霧器の価格:1,366〜5,000円
・エアコン洗浄剤の価格:1,980〜5,000円
・エアコン洗浄カバー:1,490〜3,570円
・養生テープ、 マスカー:270〜333円
・バケツ、ブラシ:1,000〜2,000円
エアコン洗浄スプレー
エアコン洗浄スプレーは、ホームセンターや通販で手軽に購入できます。カビや汚れを浮かせて洗浄できる便利なものです。
エアコン洗浄スプレーは手軽に購入、エアコン掃除ができます。タイプ別に3種類あります。
洗浄シュプレーの種類 | 用途 | 効果 |
---|---|---|
ファン用 | エアコンのフィルターの洗浄スプレー | エアコンの効率がよくなるので、電気料金の節約にもつながります。 |
フィン(熱交換器)用 | フィルターの奥にある、薄い金属の部分の洗浄スプレー | 結露の水とホコリでカビが生えやすい場所なので、カビ予防になります。 |
フィルター用 | 通称名「シロッコファン」の洗浄スプレー | ファンのカビ、汚れを取ることで、エアコンのカビ臭さがとれます。 |
洗浄液だけでなく洗い流し用のリンス剤が付属されている製品もあります。それぞれの部位に適したエアコン洗浄スプレーを選びます。
エアコンカバーを外さず使用しないで、しっかりと養生してから使用しましょう。
エアコン洗浄スプレーの価格は500〜1,000円ぐらいで購入できます。
エアコン洗浄スプレー価格:500〜1,000円
エアコン洗浄スプレー「おすすめしない3つの理由」
エアコン洗浄スプレーは手軽に購入、エアコンを掃除ができます。
しかし、エアコン洗浄スプレーの取り扱いには注意が必要で、エアコン洗浄スプレーを「おすすめしない3つの理由」があります。
カビが繁殖してしまう可能性がある
エアコン洗浄スプレー後、すすがないタイプの洗浄剤は内部に残ってしまう場合があります。
残った洗剤に汚れやホコリが付着するとカビが繁殖しやすい環境になってしまい、かえって逆効果になる場合があります。
故障や火災などのリスクがある
養生しないで使用すると電装部分に液体がかかり、トラッキング現象による火災や故障の原因になります。
すすぎが少なくドレンホースに排出されたホコリが詰まって、水漏れする恐れがあります。
メーカーがエアコン洗浄スプレーの使用を推奨してい
ダイキンなどのエアコンのメーカーは、市販のエアコン洗浄スプレーによるエアコン掃除を推奨していません。
おすすめクリーニング「高圧洗浄が1番」
おすすめエアコンクリーニングは水で洗い流す「高圧洗浄が1番キレイ」になります。
フィン(熱交換器)やシロッコファンに洗剤を散布して汚れを浮かし、高圧の水圧で隅々まで洗い流します。
蓄圧式噴射器でも水圧が高いのでホコリやカビは流れ落ちてしまいます。
「よく一緒に購入されている商品」ってどうなの?
自分で「エアコン洗浄するため必要なもの」を調べました。
- エアコン洗剤
- 蓄圧式噴射器
- エアコン洗浄カバー
- 防水シート
- バケツ
- 保護メガネ
- 手袋
- ブラシ(ストロー用)
Amazonで「よく一緒に購入されている商品」て、どうなのと気になりますよね。
「よく一緒に購入されている商品」を試したくて、購入した商品と用意したモノです。
1番の不安は「エアコンのカバーを外せるか!?」
自分でエアコン洗浄するのに1番の不安がエアコンカバーが外せるかでした。
1番の不安は「自分でカバー外せるかな・・・」
我家のエアコンはHITACHI製「室内機:RAS-S56B2」です。
型番でカバーの外し方を検索したらおそうじしタイガーさんのYou Tubeで同機種の型番違い「RAS-S40B2」のエアコンクリーニングの動画がありました。
型式で検索するとクリーニング、分解方法のYou Tube、ブログなど参考にできます。
作業の手際の良さが、初代タイガーマスクの「ローリングソバット」ようです。
エアコン洗浄【部品外し編】
エアコン洗浄に必要な道具も揃い、You Tube動画で予習もしました。
いよいよ初めてのエアコン洗浄に挑戦です。
動画を参考にパネルを外す
おそうじしタイガーさんの動画を参考にして部品を外しました。
いきなりですが、前面パネル、上下風向きルーバー(大)、上下風向きルーバー(小)を外した状態です。
外した部品は水洗いするので浴室行きです。
左右風向きルーバーを外す
右側の左右風向きルーバーを外します。
左右風向きルーバーの赤丸カバー下のネジ2本を外し、カバーを外します。
左右風向きルーバーを前に押すと外れます。
左右風向きルーバーが外れたら軸部を90°右に回します。(※左側の左右ルーバーは90°左回しになります)
上に引っぱるとキー溝から左右風向きルーバーが外れます。シロッコファンが掃除しやすくなります。
シロッコファンがめちゃくちゃ汚れてるます・・・
エアコンカバーを外す
赤丸のネジ5本を外して左側のゴミケース、右側のカバーを外します。
エアコンカバーを外します。写真は両手がふさがっていたので画像は撮れていません。
おそうじしタイガーさんの動画を参考にしてください。
上下風向きルーバー(小)パネルを外す
エアコンカバーを外したら上下風向きルーバー(小)パネルを外します。
爪で入っているので少し上に持ち上げてめくるように外します。
使用していないコネクターがあり配線間違い防止に、外す前に配線の写真を撮ります。
画像を残す事で配線間違いを防げます。
コネクター3本を外し隙間から配線を抜き、上下風向きルーバー(小)パネルを外します。
残るはお掃除機能です。
お掃除機能を外す
お掃除機能の赤丸の3本のネジを外し、コネクター6本を外します。
①上げてから②斜め上にして引っぱって、お掃除機能を外します。その時にお掃除機能から配管に付いた温度センサーを外すこと忘れないように。
温度センサーは配管を挟んで付いてます。横にこじれば簡単に外れます。
おそうじしタイガーさんの動画でイメトレしてから作業したので、ここまで無事に外せました。
お掃除機能が外れ、フィン(熱交換器)のみ状態になります。
このエアコンは11年間使用しており、まめにフィルター掃除はしていました。
しかし、フィン(熱交換器)とシロッコファンの汚れはご覧のありさまです。
エアコンの風吸いたくないです⤵
エアコン洗浄【部品清掃編】
外したカバー、ルーバー部品の水洗い洗浄を行います。
モーターなど付いた電装系の部品は掃除機でホコリを吸って、水で絞ったタオルで拭き上げます。
部品の水洗い洗浄
キッチンマジックリンをかけてブラシで汚れを落とします。
その後、シャワーですすぎます。
次に左右風向きルーバーも洗浄します。
シロッコファンの前に付いているので汚れがひどいでした。外して洗浄すると簡単にキレイになります。
洗浄後はタオルで拭いて新聞紙の上で乾燥させます。
掃除機で清掃
お掃除機能は水洗いが出来ないので掃除機でホコリを吸います。
ホコリが奥に詰まらないにように、取れるホコリは掃除機で吸います。
エアコンのフィンのホコリをなでるように吸います。力任せでやるとフィンが曲がるので注意します。
シロッコンファンはブラシで擦りながらホコリを掃除機で吸います。
ホコリが奥に詰まらないよう、掃除機で吸います。
水を絞ったタオルで水拭きします。
汚れが落ちにくい時はタオルにマジックリンを湿らせて拭きます。直接かけると拭き上げ手間取ります。
最後、仕上げに水拭きします。
エアコン洗浄【洗浄編】
①電装部品に水がかからないように養生します。
②洗浄中の汚水で部屋が汚れないようにエアコン洗浄カバーをかけ、隙間から水が漏れないように養生テープを貼ります。
③蓄圧式噴霧器で洗剤を散布後、水ですすぎます。
養生する
マスカーと養生用テープで養生します。
今回、初めてマスカーを使用しました。養生テープとビニールカバーがセットになったモノです。
これめちゃくちゃ便利です。
右側の電装を養生します。部品ギリギリを養生すると水がかかる恐れがあるので余裕をもって養生します。
マスカーを貼ります。ビニールカバーが一緒なので作業がやりやすいです。
ビニールカバーの下にタオルを入れる事で直接水がかかることを防げます。
それと下側は水が抜けるように養生テープで塞ぎません。
・タオルで直接、水がかかるのを防ぐ。
・下側はテープで塞がない。(水抜き穴)
上下ルーバー(小)用のモーターが付いているので左側もマスカーで養生します。
手前に配線が通っていたので念の為、テープで養生しました。
エアコン洗浄カバーをかける
エアコン洗浄カバーをかけます。エアコンの奥まで入れてゴム紐を締めます。
カバーの中から上の隙間、下の隙間を養生テープで塞ぎます。
防水シートを敷き、バケツをセットして準備完了です。
エアコン洗剤を希釈する
使用したエアコン洗剤は、エアリセッターです。
カビ専門のお掃除をしている会社がエアコンクリーニングのために作ったプロ仕様とのこと。
洗剤は10倍~最大20倍まで薄めて使えます。
蓄圧式噴射器の容器にメモリが付いているので「洗剤を100cc入れて噴射機のメモリ1(1リットル)まで水を入れて約10倍まで薄めて使用しました。
業務用の強力 エアコン洗浄剤、使用が楽しみです。
蓄圧式噴霧器で洗浄する
蓄圧噴射機の蓋をして、加圧します。
洗浄液は上のフィンからかけていき、次にシロッコファンにかけていきます。洗剤の使用感は泡立ちが少ないです。
泡立ちが少ないですが洗浄液をかけたところから汚れが落ちていきます。
洗浄液散布後、ブラシで擦ります。
2本のブラシを使いましやがストロー用のブラシがシロッコファンの狭いい羽に入るので活躍しました。
ストロー用を掃除で使用したので、新しいモノを購入しました。
流石に11年分の汚れは手強かったでした。
洗浄液をかけてブラシで擦りの作業を3回繰り返しました。
汚れが取れたので今度はすすぎをします。泡立ちが少ないのですすぎが楽です。
すすぎは水を細く噴射すると水圧で汚れが取りやすいです。
水を細く噴射して水圧で汚れを落とすのがコツ。
11年分の汚れが出てきました。
エアコン洗浄カバーを外す
エアコン洗浄カバーを外す前に、タオルでエアコンを拭きます。
上側、下側の隙間に貼った養生テープを剥がします。
水分を拭き取ってからエアコン洗浄カバーを外します。
エアコン洗浄カバーを外してタオルで水分を拭きます。
洗浄後のBefore・After
蓄圧噴射器の水圧で汚れが落ちるか不安でした。
洗浄後の写真ですが本当にキレイになりました。自分でもビックリです。
シロッコファンもキレイになりました。
エアコン洗浄【部品取り付け編】
お掃除機能、上下風向きルーバー(小)パネル、カバーを取り付ける
外した部品を戻していきます。はじめはお掃除機能です。
お掃除機能に付いている熱センサーをフィン(熱交換器)の銅パイプにつけます。配線を挟まないように上から通して取り付けます。
①上側の爪3つ入れてから②下にさげてお掃除機能を取り付けます。赤丸のネジ穴が見えればしっかり入っています。
そして3本ネジ止めします。
上下風向きルーバーパネル(小)の配線を挟まないように下の間から通します。
上下風向きルーバーパネル(小)下側を合わせてから上をはめ込みます。
お掃除機能、上下風向きルーバーパネル(小)のコネクターを繋げます。
パネルの青丸の穴に爪が入っているの確認して、赤丸のネジ穴が見えればしっかり入っています。
そして2本でネジ止めします。
最後にカバーを取り付けて3本ネジを止めます。
左右風向きルーバーを取り付ける
左右風向きルーバーのキーをルーバーを動かすシャフトのキー溝に合わせて入れます。
カチッと入ったら90°左に回します。(左側は90°右に回します)その他の羽を溝に入れていきます。
左右風向きルーバー下側カバーを取り付けて2本ネジ止めします。
上下風向きルーバー(小、大)の取り付け
上下風向きルーバー(小)を付けます。マイナスドラーバーでスライドさせるとピンが出て止まります。
中央、左、右の順でやると付けやすいです。
上下風向きルーバー(大)はしならせて入れていきます。右側、左、中央と入れていきます。
折れるんじゃないかと心配になりますが、やさしくしならせれば入ります。
フィルター、フロントパネルをセットして完了です。
なんとか外した部品をもどすことができました。
エアコン洗浄【試運転編】
試運転です。風量全開で動かしてエアコンの中の水をタオルでキャッチします。
水が飛ばなくなったら電源を切ってコンセントを抜き内部を拭きます。
以上でエアコン洗浄完了です。エアコンの風が匂いもしなく爽やかになりました。
まとめ
「自分でエアコン洗浄クリーニング、エアコン洗浄スプレーおすすめしない3つの理由」の解説しました。
はじめはエアコン洗浄スプレーでクリーニングを考えましたが、調べているうちにあまり効果がなさそうなのでやめました。
エアコン洗浄のYou Tube動画をみて「自分でもできそう」とエアコン洗浄クリーニングをしました。はじめて作業だったので
・エアコン分解:3時間
・エアコン養生、洗浄:4時間
・エアコン部品取り付け:3時間
3日間かかり費用は約6,000円でしたが、11年分の汚れが落ちてスッキリしました。
もちろん息子も「全然臭くない!」とリビングに戻ってきました。
エアコン洗浄の道具も揃ったので、今度は24年使用している寝室のエアコン洗浄を行います。
下記の記事は「シーリングファンライトのメリット、デメリット、節電効果は?」の解説してます。合わせてご覧ください↓↓↓
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